
「食品サンプル展 リアルでアートな世界」が現在、三沢航空科学館(三沢市三沢)で開かれている。
同館が食品サンプルの製造を手がける岩崎(東京都大田区)の協力を得て企画。すしやハンバーガーなど、本物そっくりに作られた食品サンプルを紹介する。
同館によると、食品サンプルは大正から昭和にかけて日本で考案された表現方法で、現在でもほとんどが国内で製造されているという。会場には、岩崎が技術の向上を目的に社内で開催する「食品サンプル製作コンクール」の受賞作品をはじめ、本物の食品と見間違うようなリアルさを極めた作品や、工夫を凝らして制作されたアート作品など、約130点の食品サンプルがずらりと並ぶ。
中にはオムライスとベーコンで作られた「変身ベルト」やポテトチップスで作られたティラノサウルスなどのユニークな作品や、「ほっき丼」「三沢エアフォースバーガー」「八戸せんべい汁」など三沢や八戸のご当地グルメをかたどった食品サンプルもあり、来館する市民の目を楽しませている。
会期中は、食品サンプルの制作を体験できるワークショップを開く。8月13日~15日は天ぷらとレタス、8月23日・24日はクリームあんみつを題材に行う。ウェブサイトで申し込みを受け付ける。
同館スタッフの矢幅比呂邦さんは「写真を撮れるブースもあるので、家族で楽しんでもらえれば」と話す。
開催時間は、午前の部=9時30分~12時、午後の部=13時~16時30分。入場料は、一般=900円、中高生=500円、未就学児無料。9月28日まで。