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八戸市育ちのジャズピアニストがニューアルバム 切ない思いに寄り添う

ニューアルバムをリリースする馬場葉子さん

ニューアルバムをリリースする馬場葉子さん

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 八戸市育ちで岩手・青森をテーマにした楽曲も手掛けるジャズピアニストの馬場葉子さんが、CDアルバム「I will wait for you」を発売した。

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 馬場さんは岩手県久慈市出身で八戸市育ち。現在は盛岡市を拠点に全国各地での演奏活動を展開するほか、平泉の世界遺産をイメージした「悠久」や、種差海岸をテーマとした「種差賛歌」など、青森や岩手の名所を題材とした作品を手掛ける。香港やニューヨークなどでの演奏や、南郷サマージャズフェスティバル前夜祭への出演、テレビ番組への楽曲提供など、盛岡市から活動の場を広げている。昨年10月には、演歌歌手の小西礼子さんとコラボレーションしたシングル「種差賛歌~下北恋しや」で作編曲とピアノを担当した。

 アルバム「I will wait for you」は、ピアノ、ドラム、ベースのシンプルな編成。ドラムは原田俊太郎さん、ベースは丹羽肇さんが担当した。楽曲には、「Nearness of you」や「I'll close my eyes」などのジャズの定番曲や、ディズニー映画「ピノキオ」の主題歌「星に願いを」、オリジナル曲の「Tears」など9曲を収録。

 収録は、盛岡市のジャズクラブ「すぺいん倶楽部」で行った。馬場さんの演奏によるメロディーとアドリブ演奏や、スネアドラムをブラシで擦る音、ウッドベースの弦を弾く音などがダイレクトに聞こえてくるように収録されている。

 新型コロナウイルスの感染拡大が地域社会を襲った昨年、馬場さん自身も音楽活動の縮小を余儀なくされた。これまでのような音楽活動ができない中にあっても、活動を支えるファンや青森・岩手の古里の人々に音楽を届けようとCDの発売を決意。コロナ禍で人々の交流が制限される中、「切ない想いに寄り添い、心を優しく抱きしめる作品」に仕上げたと話す。

 馬場さんは「アルバムは本格的なジャズが楽しめる。映画音楽やディズニーソングなど、愛をテーマとした曲を演奏した。コロナ禍で大切な人に会えない日々が続く中で、切ない思いに寄り添うような作品にした。ぜひ聞いていただきたい」と話す。

 価格は3,300円。直販サイトやAmazonのほか、青森県南地方では成田本店みなと高台店、フォーユー八食店、カネイリ番町店・下田店・ミュージアムショップなどで取り扱う。

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