八戸出身のソプラノ歌手・泉萌子さんのソプラノリサイタルが12月30日、八戸ポータルミュージアムはっち(八戸市三日町)で開かれる。
2019年から2020年まで自身の表現に磨きをかけようとドイツ・ミュンヘン市に活動の拠点を移していた泉さん。現在は藤原歌劇団(東京都)に所属し、関東を中心に音楽活動を展開する。「あおもりの地酒サポーター」として青森県の日本酒を発信したり、八戸のコミュニティ放送局BeFM(ビーエフエム)のラジオ番組「泉萌子のミュージックツアー」では南部弁の語りでオペラ音楽を紹介したりするなど、地元・青森でも活動の場を広げている。
八戸でのリサイタルの開催は6年ぶり。公演のタイトルは「Lovely Kind and Kindly Loving」とし、「愛らしい優しさ、優しい愛という意味を込めた」と泉さん。公演タイトルは、組曲「惑星」で知られる英国の音楽家グスターブ・ホルストが作曲した歌曲集「6つの歌」の一曲の題名から取ったという。歌曲やオペラ音楽のほか、南部民謡も披露する。ピアノ伴奏は八戸で活動するピアニスト・佐藤慎悟さんが担当する。
「音楽は自分が経験し得ない世界を見せてくれる。欧州で聞き、感動した音楽を、地元の人にも届けたい」と泉さん。会場では「八鶴」「陸奥八仙」などの地酒、ワイン、ソフトドリンクなどの提供も。「好きな飲み物を飲み、くつろいでほしい。年末なので、忘年会の前にでも立ち寄ってもらえたら」と呼びかける。
14時30分開演。チケットの価格は、前売り=2,500円、当日=3,000円。前売り券は、八戸ポータルミュージアム1階インフォメーション、泉さんのウェブサイトで販売する。