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八戸で「エンジョイ!アートファーム!!」 5人の作家が制作過程を公開

ジャイアントルームの様子

ジャイアントルームの様子

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 八戸在住の5人のアーティストが作品の制作から完成までを公開するアートプロジェクト「エンジョイ!アートファーム!!」が現在、八戸市美術館で行われている。青森県内で展開している「AOMORI GOKAN アートフェス2024」のメイン企画の一つ。

版画作品を制作するしばやまいぬさん

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 ダンサーの磯島未来さん、画家の漆畑幸男さん、版画家のしばやまいぬさん、写真家の蜂屋雄士さん、参加型のアートプロジェクトや立体作品などを手がける東方悠平(ひがしかたゆうへい)さんが参加。同館の多目的スペース「ジャイアントルーム」で作品の展示と制作を同時に行い、アーティストが来館者と交流しながら作品を制作する。

 しばやまいぬさんが7月の完成を目指して制作する「くにゅぎの森3D」は、発泡スチロールを使って作る大きなクヌギの木に、版画で作成したペーパークラフトの昆虫を取り付け、来館者が虫取りを体験できる。漆畑さんは約80点の作品を展示するほか、縦8メートル、横6メートルのキャンバスを床に敷き、来館者が自由に色を塗るなどして作品を完成させる。磯島さんが手がける企画「あなたからダンスを紡ぐ」は、来館者の経験談や「生きるうえで大事にしていること」などを磯島さんが聞き取り、ダンスの振り付けをその場で考案し、8月4日に実施する「ミニパフォーマンス」で披露する。

 同館学芸員の平井真里さんは「会期中、来館者と一緒に作るプロジェクトを同時多発的に行う。気軽に立ち寄って参加してほしい」と話す。

 開館時間は10~19時。火曜休館。入館無料。9月1日まで。

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