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八戸市博物館でネズミに関する資料展 来年の干支に合わせ60点

「えと展 ねずみ」

「えと展 ねずみ」

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 来年の干支(えと)の子(ね)に合わせて、博物館所蔵のネズミに関する資料を紹介する「えと展 ねずみ」が12月7日から、八戸市博物館(八戸市根城)で開かれている。

 同館では干支にちなんだ展示は2014(平成26)年から行う。未年スタートし、申、酉、戌、亥と開催。今年は子をテーマにネズミにまつわる所蔵資料40項目、計60点を展示する。

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 ネズミは幸福を運ぶ存在であるとともに、実生活においては害獣として厄介者扱いされてきたという背景から、その二面性について取り上げている。大黒天の遣いとしてネズミが描かれている江戸時代の掛け軸や、使うとお金が増えると言われる石川県の郷土玩具「米食いねずみ」など、商売繁盛をもたらす存在としてネズミが用いられている資料のほか、揚げたネズミを餌として狩猟を行う例を紹介した江戸時代の出版物「和漢三才図会(わかんさんさいずえ)」や、昭和に使われていたネズミ取り機など、両極端ながらも人々の生活にネズミが密接に関わってきたことが分かる展示となっている。

 金色の小さなネズミが施された江戸時代の刀装具(とうそうぐ)や、八戸南部家から寄贈された十二支扇子の中からネズミが描かれたものなど、貴重な資料も展示。子どもたちも楽しめるようにと、ネズミに関する紙芝居の展示や、ネズミの折り紙が楽しめるコーナーも設置する。展示室内の至る所にネズミのイラストを隠したり「館内にネズミが出ております。ご注意ください」と書かれた貼り紙を貼り出したりするなど、ユーモアのある展示となっている。

 子年生まれ、名前に「ちゅう」が入るなど、ネズミと縁のある人には、自己申告すれば記念品をプレゼントする。

 同館学芸員の山野友海さんは「さまざまな視点からネズミに関する資料を集めた。普段は展示しない資料も紹介しているので、この機会にぜひ来場してほしい」と話す。

 開館時間は9時~17時。期間中の休館日は12月23日~1月4日。入館料は、一般=300円、大学生・高校生=150円、中学生・小学生=50円(八戸市内の小中学生は無料)。1月13日まで。

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