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八戸でチェンバロ奏者の明楽みゆきさんコンサート 平成30年7月豪雨災害復興を支援

「明楽みゆき チェンバロの夕べ」の様子

「明楽みゆき チェンバロの夕べ」の様子

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 八戸市の八戸ポータルミュージアム「はっち」はっちひろば(八戸市三日町)で8月8日、西日本豪雨災害で被災した人を支援するチャリティーコンサート「明楽みゆき チェンバロの夕べ」が開かれた。

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 同コンサートは八戸市倫理法人会が「西日本豪雨災害になにかできることはないか」と思い企画。同会が毎週木曜の早朝に開催しているモーニングセミナーの講師として、札幌市在住で札幌倫理法人会の会員でもあるチェンバロ奏者の明楽(あけら)さんが八戸市を訪れたのに合わせコンサートを行った。

 コンサートでは、この日のために運び込まれた明楽さん愛用のチェンバロの音が会場に鳴り響くと、詰め掛けた約100人の市民がその独特な音色に耳を傾け、聞き入っていた。
 チェンバロはピアノの原型となった鍵盤楽器で、伸びのある乾いた音が特徴。この日は明楽さんのお気に入りの曲だという「ハナミズキ」や「涙そうそう」のほか、「からたちの花」「茶色の小瓶」「花は咲く」など、なじみのある楽曲をチェンバロ用にアレンジして披露した。

 曲と曲の合間にはチェンバロに関する歴史や、ピアノとの違いなども解説。終演後には多くの来場客が明楽さんのもとに駆け寄り、明楽さんと交流を深める場面もあった。

 明楽さんは「皆さん、熱心に聴いてくれてうれしかった。八戸の海沿いを走ってきたが、とても美しかった。歴史を感じる街だと思った。東日本大震災でまだ大変な方々がいるように、西日本豪雨災害の復興もこれからだと思う。できる限りの支援をしていきたいと思っている」と話す。

 会場には募金箱を設置し、日本赤十字社青森県支部を通して全額寄付される。

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