第79回八戸市小学校お話弁論大会が9月30日、八戸市福祉公民館(八戸市類家4)で開かれた。
八戸の子どもたちが日常の出来事から学んだことを自由に発表する同大会。かつては20人以上が出場していたが、昨年は4人、今年は1人と減少が続く。主催する八戸市連合PTA事務局によると、教育現場の働き方改革、作文を書く授業の減少、校内で発行する文集の廃止などが背景にあると考えられるという。
たった1人の出場者は、「地域と共に育つ学校」の演題で発表した新井田小学校6年の石橋楓季さん。同校の創立150周年に合わせて石橋さんが制作した河童のキャラクター「にっちゃん」にまつわるエピソードを主軸に、地域社会と学校のつながりの大切さを訴えた。
「にっちゃん」は、かつて新井田川にすんでいたと伝わる河童に「あいさつ」と書かれたたすきを付けたデザイン。「これからも(にっちゃんが)あいさつで地域とつながり、地域と共に育ってほしい」との思いを込めたという。石橋さんは地域住民から新井田地区の歴史を学んだことや、地域の祭り「新田城まつり」に全校児童が参加したことを紹介。にっちゃんは今年、運動会や八戸三社大祭の行列で使われた横断幕にも描かれたという。締めくくりでは「小学校最後の1年、にっちゃんのたすきに恥じないようにあいさつをしっかり頑張る。卒業した後も、にっちゃんのたすきが受け継がれることを願っている」と力を込めた。
発表を終えた石橋さんは「先生の誘いで参加した。家族に手伝ってもらったり、昼休みに先生にアドバイスをもらったりして練習した。とても良い経験をしたことを学校のみんなにも伝えたい。これからも地域の人にあいさつをすることを頑張っていきたい」と話した。
発表の様子は今後、八戸テレビ放送やコミュニティー放送局BeFMの番組内で放送される予定。