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八戸で大学生がご当地ラインスタンプ ウミネコや架空の少女などをモチーフに

八戸学院短期大学幼児保育学科の学生が制作した八戸ご当地スタンプ(コラージュ)

八戸学院短期大学幼児保育学科の学生が制作した八戸ご当地スタンプ(コラージュ)

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 八戸学院短期大学(八戸市美保野)の幼児保育学科池田ゼミの学生らが5月から配信しているLINEの八戸ご当地スタンプが話題を呼んでいる。

八戸ご当地スタンプの制作を指導した講師の池田拓馬さん

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 同スタンプは、学生らが取材や制作を通じて八戸の魅力を再発見するとともに、利用者がスタンプを使うことで八戸をPRすることを目的に八戸市学生まちづくり助成金事業を活用し制作したもの。ラインを使う世代が制作したことで使いやすさや親しみやすさを重要視し、学生の目線からユニークなイラストやラインでの会話で使いやすい日常表現を工夫する。

 スタンプは全3種類で、各40個の計120個。1つ目は八戸の海岸地域を取材した着想から生まれた「八戸のサメさん、うみねこさん」。感情表現が苦手なサメと、人懐っこくてお調子者のウミネコのスタンプ。2つ目は八戸に住む架空の少女「八戸のミズキ」。八戸に住みながら喜んだり悲しんだりする様子が描かれている。3つ目は学生たちがゼミの担当講師の池田拓馬さんをモデルにした「池田」。ゆくゆくは八戸のご当地キャラクターになる願いを込めたという。

 スタンプ制作を指導した池田さんは「LINEスタンプを通して地域振興に関われたことは、学生たちにとってかけがえのない経験。八戸にはたくさんの魅力があるが、既存の魅力だけではなく、学生によるスタンプ開発で新しい魅力も提案したい」と話す。「今後も八戸市を取材しながら、ご当地スタンプ作りを続けていく」とも。

 制作に携わった学生らは「1種類につき40個のイラストを作らなければならないので、77人で計120個のイラストを考え、それをパソコンでデジタル化する作業がとても大変だった。しかしイラストで『八戸』を自由に表現するのはとても楽しい作業だった。さまざまな人に購入してもらえることへの期待や制作を通じ社会参加の意識が芽生えた」と笑顔で話す。

 同スタンプはLINEの「クリエイターズマーケット」で販売。1セット120円。ショップ画面で「池田ゼミナール」で検索すると確認できる。

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