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八戸東高演劇部の3年生、南郷で引退公演 「裏舞台」テーマに

「No Musical No Life!2026」より、「Silk Road,Crossroad」

「No Musical No Life!2026」より、「Silk Road,Crossroad」

 八戸東高校(八戸市)演劇部3年生の引退公演が6月7日、南郷文化ホール(南郷)で開かれた。

会場の外で来場者に感謝を伝える部員

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 八戸在住の作曲家・嵯峨昭彦さんとミュージカルの制作に取り組み、今年で15年目を迎える同校演劇部。3年生の引退公演は毎年6月、卒業後の進路を決める直前に同ホールで開き、リハーサルを行う前日には近くの運動公園「カッコーの森エコーランド」(同)のバンガローに合宿して交流を深める。

 公演当日、会場には245人の市民が詰めかけた。ステージは2部構成。前半は演劇部の過去の上演作品の名場面をまとめて披露する「No Musical No Life!2026」を上演。同部出身で郷土芸能団体「鮫神楽連中」の中心メンバーの一人・畑中大河さんがゲスト出演し、日本舞踊を披露して会場を沸かせた。クライマックスは八戸三社大祭の山車を表現した作品「新・義経伝説」で締めくくった。

 後半はさまざまな「舞台裏」を表現したミュージカル「BACK STAGE」を披露。今年入部した1年生も加わり、演劇の地区大会を目前に控えて奔走する高校生や、大会会場の裏方スタッフ、出土した「国宝級の土偶」の存在を知られまいと暗躍する女性市長などを、表情豊かに演じた。

 最後のカーテンコールでは部長で3年の長岡真結香さんが「ここまで頑張ってこられたのは、友人や家族、来場してくれた皆さんのおかげ」と涙ながらにあいさつし、来場者からは「お疲れさま」「ありがとう」などの声が送られた。

 「楽しい思い出と共に、3年生を送り出したい」と話すのは、嵯峨さんの友人で顧問で教諭の玉山緑さん。合宿は部員にこれまでの活動を振り返ってもらい、良い思い出とともに引退してほしいという狙いがあるという。6日のリハーサル後、バンガローに移動した部員たちはバーベキューやボードゲームを楽しみ、一緒に近くの銭湯に出かけるなどして交流を深めた。玉山さんは「感性が磨かれ、舞台についてさまざまなことを深く考え理解するようになる今の時期に、3年生は受験や進路のために部活を引退しなくてはならない。毎年、悔しい、もったいないと感じる」と話す。

 自身も現役時代に引退公演や合宿を経験したという演劇部卒業生の男性は「合宿はステージで全てを出し切る部員たちの舞台裏ともいえる。今年はステージでも『BACK STAGE』と題した舞台を披露した。特別な引退公演だったのでは」と話していた。

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