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八戸で工場を文化的な視点から学ぶ講座 現地見学やワークショップも

受講をよびかける「八戸工場大学」のスタッフ

受講をよびかける「八戸工場大学」のスタッフ

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 八戸で工場を文化的視点から考える講義やワークショップを行う「八戸工場大学」の受講生の募集が7月19日から始まっている。

八戸工場大学の講座の様子(写真は昨年のもの)

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 同「大学」の開講は今年で4年目。市民、企業、アーティストが連携して講義やワークショップを行い、八戸市まちづくり文化推進室が事務局(内丸1、TEL 0179-43-9156)を務める。これまで、三菱製紙、八戸セメント、大平洋金属、東北電力、東北グレーンターミナルの市内各工場を講師に招き、工場への理解を深める講座や、工場をモチーフにしたアート作品を製作・展示する文化祭、工場の炎をアートとして捉えたアートプロジェクトなどを行っている。

 本年度は工場の活動を支える物流や輸送に注目し、高周波鋳造、北日本造船、八戸臨海鉄道などの市内企業を講師に迎え、八戸の工場についての理解を深めるほか、東京藝術大学美術学科の佐藤時啓(ときひろ)教授や札幌国際大学観光学部の吉岡宏高教授、八戸工業大学工学部土木建築工学科の迫井裕樹准教授を講師に招き学術・アート面からの理解も深める。課外活動として、八戸港湾運送の現地見学や遊覧船からの工場鑑賞も予定し、サークル活動として北東北最大のクラフト市である「はっち市」にも工場をテーマにした手工芸作品を出展予定。

 同大学「学長」で八戸工場撮影ファンクラブ発起人の尾刀(おがた)幸雄さんは「八戸市にはたくさんの工場があるが、個々の工場の中身については案外知らないもの。この機会にぜひ楽しく学んでほしい。学ぶことで工場を見る視線も変わり、日常見る風景も変化し毎日が楽しくなる」と受講を呼び掛ける。

 定員は30人(定員を超えた場合、選考あり)。参加無料。申し込み締め切りは8月9日(必着)。申し込み方法などの詳細はホームページやチラシで確認できる。

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