八戸で接客技術セミナー、地元出身・元帝国ホテルの福本さん招く

「帝国ホテルで学んだ無限リピート接客術」を話す福本さん

「帝国ホテルで学んだ無限リピート接客術」を話す福本さん

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 八戸の八戸プラザホテル(八戸市柏崎1)で11月16日、接客コンサルタントの福本衣李子さんを招きセミナー「帝国ホテルで学んだ無限リピート接客術」が開かれた。八戸商工会議所が主催し、接客業を中心に150人が集まった。

長女の朱哩さんの発声練習の際にはユーモラスな表情に笑いも

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 福本さんは同市の出身。市内の高校を卒業後、1978(昭和53)年に帝国ホテルに入社。客室、レストラン、ルームサービスを経験し、接客技術を磨いた。結婚退職で一時現場を離れた後に、関連会社の和食店のおかみを務める。その後独立し、2005年にスタッフ教育の会社「オフィスRan」を設立。今年の7月には、長女の朱哩(あかり)さんと共著で「帝国ホテルで学んだ無限リピート接客術 一瞬の出会いを永遠に変える魔法の7カ条」(光文社)を出版した。

 セミナーで、福本さんは接客の基本である「立ち居振る舞い」「笑顔・表情・声」「コミュニケーション」「感性」「気配り」を、実際に動作を交えて模範例を実演。アシスタントとしてセミナーのサポートをした朱哩さんの、発声練習の実演ではユーモラスな表情に笑いが起こる一コマもあった。「接客・サービス業では相手を思いやり、相手の立場に立つことが重要」とセミナーを締めくくった。

 同市内から参加した、自動車教習所で「お客さま係」を担当している大久保友美子さんは「思いやりが接客に表れるという部分が心に響いた。チームワークの重要性も再認識した。ヒントもたくさん頂いたので、今後の仕事に役立てていきたい」と話していた。

 セミナー終了後、福本さんは「地元の接客・サービス業で困っている人のお役に立てればうれしい。八戸は海のものも山のものも食材は一流でおいしいのは間違いない。接客の技術が上がればさらにお客さまが喜ぶ機会が増えると思う」と期待を寄せた。

 朱哩さんは「私は都内で生まれ育ったが、八戸をはじめ地方では、魚をさばく技術や漬物を作る方法など、『おばあちゃんの知恵袋』のような知恵を聞く機会に恵まれていると思う。地元にいると、そのありがたみに気付きにくいと思うが、覚えておくと『婚活』に絶対有利」とエールを送った。

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