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八戸「マチニワ」で三浦哲郎「盆土産」朗読と公開講座 名作を方言交え耳で味わう

耳で味わう「盆土産」

耳で味わう「盆土産」

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 八戸市出身の芥川賞作家三浦哲郎の作品を題材に作品や方言に親しんでもらうイベント「耳で味わう『盆土産』」が8月21日、八戸まちなか広場「マチニワ」(八戸市三日町)で開かれた。

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 イベントは八戸ブックセンターのギャラリー展「中高生に伝えたい三浦哲郎」のクロージングイベントとして開催。ギャラリー展内では八戸市公民館長の柾谷伸夫さんによる朗読動画が公開されているが、「やはり肉声でも味わってもらいたい」との思いから、ステージでの朗読を企画した。

 当日の会場には、高校生から高齢者まで客席に約30人、周辺には約20人が集まった。第一部では柾谷さんが、時折解説を交えながら「盆土産」を朗読。参加者は柾谷さんの柔らかな語り口を手元のテキストを目で追ったり、しっかりと朗読に聞きほれたりと、思い思いに朗読を楽しんだ。ユーモラスなシーンでは笑い声も漏れた。柾谷さんは「今日の朗読は、いつもより自分が楽しくて、聴いている方もきっと楽しかったんじゃないかと自己満足している。聴いていただきありがとうございました」とやりきった様子だった。

 第二部では、八戸工業大学の岩崎真梨子さんが日本語のなまりやアクセントについて解説。地元の方言、南部弁のアクセント・イントネーションを記号化してプロジェクションした図に合わせて口を動かす人も見られた。

 会場では感染症対策として、来場者はマスク着用、来場時の検温・手指消毒・氏名連絡先を記入(アンケートと共に回収)。出演者はヘッドセットマイクにマウスガードを着用し客席最前列との距離も確保した。MCを含めマイクの使い回しは行わずに進行した。

 八戸ブックセンター所長の音喜多信嗣さんは「三浦哲郎は今年生誕90周年で芥川賞受賞60周年という節目の年に、『盆土産』をさらに深く読み解こうとの思いからイベントを開催した。中学生や高校生・若い人にももっと知って貰いたいという趣旨で、ギャラリー展もキャッチ―な展示とした。若い人にも三浦哲郎さんの本をさらに読んでもらいたい」と呼び掛ける。

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