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冬の風物詩「南部地方えんぶり」、3年ぶりに開催へ 南部地方に春を呼び込む

剣吉諏訪神社での奉納(過去の様子)

剣吉諏訪神社での奉納(過去の様子)

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 南部町の冬の風物詩「南部地方えんぶり」が2月11日・12日、3年ぶりに開催される。

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 南部地方えんぶりは八戸の「八戸えんぶり」に次ぐ規模の、同町を代表するえんぶり行事。コロナ禍の影響で2021年・2022年は中止を余儀なくされたが、今年は例年と同規模で開催する。剣吉地区周辺を主会場に、6組のえんぶり組が参加。八戸市から大久保えんぶり組が参加する。

 11日は8時30分から剣吉諏訪神社(南部町剣吉)の「奉納えんぶり」、10時から「えんぶり行列」、10時20分から同地区のメインストリートでの「一斉摺(ず)り」などのメインイベントを行う。南部芸能伝承館(同)屋外広場では11時15分から、大久保えんぶり組、名川中学校えんぶり組が出演。14時から名川チェリーセンター(虎渡)、15時からバーデハウスふくち(苫米地)で公演が行われる。12日は13時から、ふくちジャックドセンター(苫米地)で公演が行われる。

 両日とも各えんぶり組が商店や個人宅を訪れる「門付け」を行い、烏帽子(えぼし)をかぶった「太夫」の激しい舞、大黒や恵比寿などに扮(ふん)した子どもたちの祝福芸を披露。同町には3年ぶりににぎやかなえんぶりばやしが響く。

 同町斗賀地区の「下斗賀えんぶり組」ではやしを担当する奥瀬由衣さんは「3年ぶりの開催なので、初めて参加する学生が多い。次につながるように指導に力を注いでいきたい」と意気込む。

 主催する南部地方えんぶり保存振興会では写真コンテストを実施。期間中に撮影した写真を募集する。同会では、基本的な感染対策への協力を呼びかける。

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