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八戸のIT企業サン・コンピュータで「動物社員」の取り組み 癒やし係を担当

社内で犬とじゃれ合う三浦克之社長

社内で犬とじゃれ合う三浦克之社長

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 システム開発などを手がけるIT会社「サン・コンピュータ」(八戸市北インター工業団地1)に「動物社員」が入社し、10月で半年がたつ。

チワワの「ヨンちゃん」

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 同社スタッフによると、2017(平成29)年ごろから三浦克之社長がペットを連れて出社するようになったという。ペットたちは「癒やし係」として社内を自由に動き回り、社員、来訪者などと触れ合う。今年4月、三浦社長のペットを正式に総務課の「動物社員」として迎えた。

 動物が好きだという三浦社長は現在、犬4匹、猫2匹、モモンガ5匹、ハムスター、ミーアキャット、チョウゲンボウ、シマリスそれぞれ1匹と暮らしているという。

 10月5日は、ゴールデンレトリバーの「アースちゃん」、チワワの「ヨンちゃん」「テンちゃん」、チワックスの「ムーンちゃん」、ミーアキャットの「ミーアちゃん」が出社。アースちゃんが社員から犬用の菓子を与えられたり、小型犬が社内を駆け回ったりする姿が見られた。犬は「常勤」として毎日、猫は「非常勤」として不定期で出社する。

 三浦社長は「動物を連れて出社するようになったのは社員の癒やしになると考えたから」と話す。5月に行った社内アンケートでは「面接で足の上に犬が乗ってきて、落ち着いて受け答えできた」「はじめは驚いたが、会社の印象が柔らかくなった」などの声があった。三浦社長が不在の日は社員から「今日は動物は出社しないのか」と言われることもあるという。

 動物社員のファンは社外にも。「私ではなく犬に会いに来る人も多い」と三浦社長。近所の企業の社員が動物に会いに来たり、犬の誕生日にプレゼントを持って訪れたりすることもあるという。10月30日は、こもれびのもり幼稚園(同)の園児がハロウィーンイベントで同社を訪れ、動物の出迎えを受ける予定という。今後、動物社員の名刺を製作し、来社した人などに配布する予定。

 三浦社長は「社員が日々働く中でほっとする瞬間を作ることができ、福利厚生の面でも良かったと思う。今後は非常勤社員(猫)の出社も増やしたい」と話す。

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