八戸市パイピングスケートリンク「長根リンク」（八戸市売市）で12月23日・24日、7色のライトで照らされたリンクでスケートを楽しむイベント「長根☆イルミナ」が開かれた。

　同リンクはイベント中の2日間はリンクを無料開放。23日はあいにくの雨模様のスタートだったが夕方前には天候も回復。16時30分に7色の照明が点灯すると集まった市民から大きな歓声が上がった。7色に照らされた普段とは違う幻想的な雰囲気の中で、市民は滑りを楽しんだり写真を撮ったりしていた。2日目の24日は天候に恵まれ、2日間合わせての来場者は6270人を数えた。

　23日はりんご娘とSinon、24日は桜田まこととフタリナソウルの各日2組によるミニライブも行われ、スケーターも足をとめて音楽に聴き入った。両日とも時間限定でリンクの管理棟に当たるスポーツ研修センターの屋上が開放され、夜に浮かび上がるリンク全体を写真に収める市民も多かった。

　来場した市内在住の中学2年生の女子は「今年初めてスケートをしに来たが、すごくライトが明るくてきれいで楽しかった。イベントは友達から聞いて知った。冬休みは楽しく過ごしたいと思う」と満足げに話す。

　同リンクを管理するエスプロモの坂頂昭治さんは「雨で出足が心配だったが、ライトアップのころには雨もやみ、スケート日和となって良かった。遊びとしてのスケートを提供できて良かった。建設が始まっている八戸市屋内スケート場は2019年秋にオープン予定なので、このイベントも後2回のチャンスがある。八戸でこういうきれいな照明の中でスケートができたということを、今日来てくれた中高生が大人になったときに話せるような思い出になればうれしい。そのためにもまた、来年も頑張りたい」と話す。

　同リンクの今シーズンの営業は来年2月28日まで。毎週水曜日休場。12月31日、1月1日は臨時休場。10時～18時。滑走料は、一般・大学生＝470円、高校生＝280円、中学生＝170円、小学生以下＝110円。貸しスケートは300円。