八戸で津波防災写真展 津波防災の日に合わせ

会場の様子

会場の様子

  • 0

  •  

 八戸市庁舎本館(八戸市内丸)1階市民ホールで現在、「津波防災の日 写真展」が開かれている。

[広告]

 11月5日の「津波防災の日」に合わせて企画した同展。「津波防災の日」は、東日本大震災が発生した2011年に制定され、津波対策についての理解と関心を深めることを目的としている。

 会場では、東日本大震災をはじめ、1960(昭和35)年に発生したチリ地震津波の八戸での被災状況や復興状況の写真を展示、今年9月に完成した多賀地区津波避難タワー(市川町)の資料を展示している。

 東日本大震災展示では、津波で破壊された防波堤や蕪島(鮫町)に押し寄せる津波、津波直前に潮位が低くなって海底が露出している様子などの写真を並べる。チリ地震津波展示では当時の浸水被害地域の地図や高台から海を見守る人々、第二魚市場が深く浸水している様子などの写真が並ぶ。

 多賀地区津波避難タワーの展示では、建物の構造や設備の資料と合わせて日頃から避難目標地点を確認したり、避難場所や避難経路などを家族で確認する等の防災上の注意点も紹介する。

 八戸市防災危機管理課の関川扶美子さんは「東日本大震災から5年半以上が経過し、津波に対する意識が低下してきていることは否定できない。震災がどのぐらい怖かったのかを思い出すことを目的にご覧いただければ」と話す。

 開催時間は8時15分~18時(最終日は17時まで)。11月11日まで。入場無料。

  • はてなブックマークに追加

八戸経済新聞VOTE

八戸経済新聞で知りたい情報は?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース