八戸でオリンピック・パラリンピック出場者の座談会 青森県にゆかりの5人集う

座談会の様子

座談会の様子

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 八戸パークホテル(八戸市吹上1)パークホールで1月15日、青森県出身のオリンピック・パラリンピック出場経験者の座談会「オリンピアン・パラリンピアンの集い リオデジャネイロ報告会」が開かれた。

座談会の伊調馨さん

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 同イベントは、スポーツを通じて青森県のスポーツ振興はもとより、地域の活性化や青少年の健全育成などの社会貢献活動を展開する「あおもりアスリートネットワーク」が主催。

 イベントには、リオデジャネイロオリンピック(2016年)レスリング女子58キログラム級で金メダルに輝き国民栄誉賞も受賞した伊調馨さん、リオパラリンピックのゴールボール女子に出場し5位の天摩由貴さん、リオオリンピック自転車競技の監督を務め、選手としてもロサンゼルスオリンピック(1984年)で銅メダルを獲得した坂本勉さん、長野(1998年)パラリンピックバイアスロン銀メダリストの野澤英二さん、アテネ(2004年)・北京(2008年)2大会連続でレスリング女子48キロ級銀メダリストの伊調千春さんの5人が出演。

 オリンピアン・パラリンピアン座談会で伊調馨さんはリオ五輪を「金メダルを取ることはできたが試合内容には納得がいかないのでやり直したいくらい」と振り返り、坂本勉さんはリオ大会に向けて4カ月ほどの合宿で選手と寝食をともにし、大会後に選手から感謝された思い出を語った。

 来場者からの質問に答えるコーナーでは、天摩選手が「目標に届かなくてもすぐに諦めないで努力を続けてほしい」というメッセージを送り、伊調千春さんは北京オリンピックで減量で苦しんだときに妹の馨選手からの励ましで立ち上がりパスしたエピソードを紹介。野澤さんは後進の育成について「けがを防ぐために特定の競技に必要な筋力だけではなく、基礎体力から総合的に筋力をつけてほしい」と集まった中高生にもアドバイスを送った。

 座談会を終えて伊調馨さんは「自分以外の方からいろいろな話が聞けたのですごく勉強になった。今年はいろいろなことに挑戦して、レスリングやコーチングの勉強も含めてやっていきたいと思う」、天摩由貴さんは「オリンピック選手と同じ舞台に立たせていただくことは今まであまりなかったのでうれしく感じている。2020年の大会は自国での開催なのでリオで取れなかったメダルを目指してチーム一丸となってがんばっていきたい」とそれぞれ話した。

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