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画家・吉田翔さん、八戸のコーヒー店で個展 「心地よい色」をテーマに

作品「anxiolytic(アンキシオリティック)抗不安薬」を持つ吉田さん

作品「anxiolytic(アンキシオリティック)抗不安薬」を持つ吉田さん

 画家・吉田翔さんの個展「Soothing colors」が5月8日、八戸の「みな実古琲(コーヒー)店」(八戸市番町)で始まる。

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 Nekono Soda(ネコノソーダ)のアーティスト名で活動する吉田さん。2回目となる個展のタイトルには「心地よい色」の意を込めた。コーヒーやランチを提供する同店の壁面に母親やおいなど家族をテーマにして描いたアクリル画や油絵など約10点を展示する。

 展示作品のうち「anxiolytic(アンキシオリティック)抗不安薬」と題した作品は水色やピンク、淡い緑色などの明るい色の線が幾重にも重なって描かれた抽象的な作品。不安障害を持つ吉田さんは「薬は生きて行くためのつえで心の支え。薬を服用した際、心が穏やかになる様子を表現した」と話す。

 絵画との出合いは3歳の時。母親が通っていたトールペイント教室に着いて行き、絵を描くことの楽しさを知った。昆虫が好きで、4歳の頃はカブトムシを描いていたという。中学校の先生の勧めで八戸工業大学第二高校の美術コースに進み、岩手大学では映像メディアを専攻した。

 大学卒業後はしばらく絵を描いていなかったが、八戸市内の中学校のスクールスタッフとして中学生と触れ合う中で「大人になろうとしている姿に活力を感じ、再び絵を描きたいという気持ちが湧き上ってきた」(吉田さん)という。勤めている学校の美術室で約4年ぶりに絵を完成させ、個展を開こうと考えるようになった。現在、日々の制作活動の中で表現するのは「憂い」や「許し」など、目に見えない人間の感情。大きめの平筆でキャンバスに描くことが多く、「形にならない感情を具現化している」(吉田さん)という。

 吉田さんは「抽象画は難しいと感じる人も多いと思う。(会場では)心地よいと感じてリラックスできる色を見つけて、コーヒーと一緒に楽しんでもらえたら」と観覧を呼びかける。

 開催時間は11時~20時(日曜は19時まで、最終日は17時まで)。観覧無料。月曜定休。今月15日まで。

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