八戸でご当地ロボットコンテスト 蕪島テーマに14チーム参加

優勝したチーム「干し餓鬼」の競技風景

優勝したチーム「干し餓鬼」の競技風景

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 八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で2月12日、自作ロボットを操縦し勝敗を競う「第4回八戸市民ロボコン かぶしま・ウミネコロボコン」が開かれた。

優勝したチーム「干し餓鬼」の柏山友也さん(右)と弟の結也さん

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 同大会は市民による・市民のためのロボットコンテスト。八戸の素材をテーマとし、地元への愛着を深める「ご当地ロボコン」。「参加して楽しい、見て楽しい八戸」をテーマに毎回、幼児からシルバー世代までが参加している。

 今年のテーマは市民の鳥であるウミネコとその繁殖地で国の天然記念物にもなっている「蕪島」をテーマとして開催。2人1組の全14チームが参加し1台のロボットを手回し発電機2台を使い、2人でバランスを取りながら操縦する。約10度の坂を登り、蕪島に見立てた山型のコートに卵型のアイテムを運び、頂上から坂を転がして、ゴールに当たるウミネコの巣に入れて得点を競う。

 参加チームは11月ごろからワークショップに参加し、ロボットの製作や装飾、操縦の練習を行って、この日の大会を迎えた。親子や兄弟、小学校のクラスメート同士など、年齢は3歳から60代まで幅広い。息を合わせてロボットを操縦し、見事、巣に卵を入れると会場から大きな拍手が上がっていた。

 トーナメントを制したのは柏山友也さん(高校3年生)・結也さん(少学6年生)の兄弟ペア「干し餓鬼」チーム。

 チーム「干し餓鬼」の兄の友也さんは「優勝するために頑張ってきた。来年は大学に進学していて多分出場できないと思うので今回優勝できて良かった。ロボットの卵を運ぶ部分と押し出す部分を別々にして、効率よくできたのが勝因だと思う」、弟の結也さんは「2回目の参加で、初めて優勝できて良かった。来年もぜひ、またチャレンジしてみたい」と話す。

 同大会実行員会の恩賀晶子委員長は「子どもたちの目がキラキラ輝いて夢中になってロボットを操作し、負けても最後まで夢中で観戦してくれた。大人も子どもより真剣で素晴らしかった。観客の皆さんにも感動が伝わったのが実感できてうれしかった」と話す。

 第5回となる来年は、八戸市市政施行88周年記念行事として、過去の大会に出場したロボットを展示する企画を織り交ぜた「ロボフェスタ」として開催する予定。

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