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八戸で高校生劇団「調剤薬局」が3回目の公演 宇宙をテーマに世界観表現

劇団調剤薬局の「宙還」

劇団調剤薬局の「宙還」

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 高校生劇団「劇団 調剤薬局」による3回目の公演「宙還(chuu can)」が2月23日、八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)シアター2で上演された。

 同劇団は八戸東高校表現科3年の澤田馨樹(きよき)さんが主宰し昨年春に結成。7月29日に三八城公民館(内丸)で旗揚げ公演。12月22日にデーリー東北ホール(城下)で2回目の公演を行っている。

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 3回目の公演は高校生の劇団ということから受験期と重なり、進路の決定しているメンバーしか参加できない。その逆境を逆手に取り、「ピアノと演技者のせめぎ合い」というスタイルで少人数ながらも脚本・演出・出演・演奏・美術・監督など全て高校生の手で演劇を作り上げた。

 公演では明かりが絞られた会場の舞台中央にベヒシュタインのピアノを配置。ピアノを囲むように3方に客席を設置した。演者の澤田馨樹・小笠原俊介の2人は白塗り・腰布だけの半裸の姿で出演。演者の役柄は目まぐるしく変わり、暗黒舞踏や新体操を思わせるダイナミックな動きで観客を圧倒した。ピアノはクラシック音楽出身の武部歓多さんが務め、クラシック曲や書き下ろし曲を演奏し、時には即興演奏も取り入れ、ピアノを弾きながらドラム・シンバルをたたくという荒技も見せた。黒パネルの裏にはもう1人の出演者で前説も務めた万谷楓さんが声と歌で参加した。

 劇団を主宰する澤田馨樹さんは4月から東京の大学に進学し、これが高校生時代の最後の八戸公演。「公演を無事に終えることができた。刺激を与えることができたかな。今後は青森県内の他の進学者とともに『東京で青森の芝居を』というプロジェクトを計画中」と話す。

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