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閉館したフォーラム八戸の歩みを振り返る AND BOOKSで「かわら版展」

フォーラム八戸とファンクラブが発行していた「かわら版」

フォーラム八戸とファンクラブが発行していた「かわら版」

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 フォーラム八戸(八戸市十三日町)が発行していたフリーペーパーを展示する「かわら版展」が2月15日~17日の3日間、「AND BOOKS」(十六日町)で行われる。映画ファンで組織する市民団体「フォーラム八戸ファンクラブ」と「これからの映画文化を盛り上げる会@青森」が共同で企画した。

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 かわら版は、公開予定の映画作品の紹介、映画を見た感想の募集、スタッフが観賞した映画をイラスト付きで振り返る絵日記などを掲載していたフリーペーパー。同館とファンクラブが共同で制作し、来館者と同館をつなぐコミュニケーションツールとして機能していた。展示では、同館が開館した2003(平成15)年から発行し続けた約500号の中から思い出深い号を展示し、同館の19年の歩みを振り返る。

 同館は1月5日、ファンに惜しまれながら閉館を迎えた。同11日には、同館ツイッターアカウントが「思い出の詰まったこの館とももうすぐお別れ」「またチケットカウンターにお客様が並んで、各劇場に入っていく光景が見たい」とツイートしている。八戸市で唯一の映画館だった同館について、同会副代表の溝口祐樹さんは「映画が好きな人と出会える場だった」「文化的なインフラが一つなくなった」と振り返る。

 同会は八戸市内の20~40代で活動。活動の目的を「八戸の映画文化を絶やさないこと」とし、映画に関連したトークイベントを定期的に開催。映画ファンの交流を深めている。秋田県・岩手県でミニシアターや映画イベントを運営する団体ともつながりを深め、映画文化の灯を絶やさないための取り組みを模索する。溝口さんは「フォーラム八戸の歩みに思いをはせながら、展示を見てほしい」と来場を呼びかける。

 開催時間は18時~23時(17日は20時~)。要ワンドリンクオーダー。

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