食べる 買う

八戸酒造が冬季限定の「ヌーヴォー」発売 火入れしない生酒3種類

冬季限定の「ヌーヴォー」3種類

冬季限定の「ヌーヴォー」3種類

  • 15

  •  

 八戸酒造が11月、地酒「陸奥男山」「陸奥八仙」から冬季限定の「ヌーヴォー」3種類を順次発売する。

蔵人が「櫂入れ」する様子

[広告]

 1775年創業の同社が今回発売するのは、創業ブランド「陸奥男山」の「クラシックヌーヴォー」、発売25周年を迎えた「陸奥八仙」の「おりがらみ」「直汲(じかく)み」の3種類。クラシックヌーヴォーは11月10日、おりがらみは17日、直汲みは24日から販売する。

 いずれも火入れの工程を行わない冬季限定の「生酒」で、要冷蔵。杜氏(とうじ)の駒井伸介(のぶゆき)さんは「クラシックヌーヴォーは3種類の中で一番ドライですっきりしている。おりがらみは少しかすんでいて濁りがあり、味わいが膨らむ。搾ってすぐ瓶詰めする直汲みはピチピチとしたガス感が特徴」とアピールする。

 6日に行われた新酒お披露目会では酒造りの工程を公開。発酵が進んだもろみをかき交ぜる「櫂(かい)入れ」を行うと、蔵内には日本酒特有の芳醇な香りが立ち込めた。今期から「水輸送機装置」を導入し、蒸した掛米(かけまい)を人力で運んでいた工程をオートメーション化。作業効率が上がり、蔵人は他の作業に当たることができるという。来年6月までの約7カ月で、一升瓶換算で約30万本分の原酒を仕込む予定。

 駒井さんは「9月から酒造りを開始し、気温が高い日が続き酒造りに苦労したが、今年も新酒ができている。(この他の銘柄も)11月から12月にかけて発売するので、その時期の日本酒を楽しんでほしい」と話す。

 価格は、クラシックヌーヴォー=1800ミリリットル2,750円、720ミリリットル1,540円、陸奥八仙ヌーヴォーおりがらみ・直汲み=同3,520円、同1,980円。数量は、クラッシックヌーヴォーは1800ミリリットル=2000本、720ミリリットル=3000本、おりがらみ・直汲みは同=各3000本、同=各5000本。八戸市内の主な酒販店、同社直売所で扱う。直売所は土曜・日曜定休。

八戸経済新聞VOTE

八戸経済新聞で知りたい情報は?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース