東北フリーブレイズ選手が八戸学院大の講義受講 地域活性化の理解深める

講義終了後の記念撮影

講義終了後の記念撮影

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 アイスホッケー・アジアリーグ「東北フリーブレイズ」の選手らが1月24日、八戸学院大学の「地域文化論」の講義を受講し地域活性化への理解を深めた。

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 八戸学院大学と東北フリーブレイズは2016年に産学連携協定を締結し、大学アイスホッケー部へのコーチの派遣や、大学の教授や講師が選手たちに出前講座を開催するなど、さまざまな連携事業を行っている。今回の選手たちの健康医療学部必修科目である「地域文化論」の受講も、その一環。

 講義は、この3月で同大学長を退任する大谷真樹学長が講師を務め「八戸市を輝かせる戦略的思考」をテーマに行った。大谷学長は、八戸は商圏で70万人もの人口があること、陸海空のインフラが整っていること、十和田湖や奥入瀬といった世界に誇れる観光資源が身近にあることなどの事例を紹介し、世界の都市と比較して恵まれている優位性を紹介。

 今後さらに進む人口減少や高齢化、グローバル化を背景に、地域資源を活用したさまざまな組み合わせを生み出すことや、ターゲットを定めること、ソーシャルメディアを活用したお金をかけないゲリラマーケティングなど八戸ならではの戦略を立てることの必要性を話し、最後に「八戸に自信と誇りを持とう」とメッセージを送った。

 受講した苫小牧市出身の高橋淳一選手は「八戸に来てまだ半年。自分も八戸の銭湯文化を調べたこともあり、八戸にたくさんの魅力があることが分かった。学長の『東京駅から八戸駅まで5駅』という表現の仕方も面白かったし、『3時間もあれば来ることができる』という言い方もうまいなと思った」、神戸市出身の嘉納良選手は「今まで海外含め都会や田舎にも住んだことがあるが、今日の授業で八戸が世界から見ても都会であると認識できた。八戸は縄文時代の大都会だったかもしれないというエピソードにとても興味を持ったので、是川縄文館にもぜひ行ってみたいと思った」と、それぞれ話していた。

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