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八戸市南郷地区のエピソードを朗読とジャズで表現「なんごうの物語」上演

公演「なんごうの物語」

公演「なんごうの物語」

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 八戸市南郷地区の地域住民にまつわるエピソードを朗読とジャズで表現する公演「なんごうの物語」が11月10日、「ジャズの館 南郷」(八戸市南郷中野舘野)で開かれた。

 公演は、八戸市と「アート&コミュニティ」が主催する「南郷アートプロジェクト」が制作したカルタ「なんごうカルタ」での取材エピソードを元に制作。南郷地区に住む60代~90代の住民から、その地域の個人や集落を取材した際のエピソードを朗読とジャズ演奏にして披露した。

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 公演は、南郷地区の集落や個人を題材とした6つのテーマで構成。南郷村時代に行われていた捕鯨や、世増(よまさり)ダムの底に沈んだ世増地区の葉タバコ農家のエピソード、荒谷地区に伝わるえんぶりの物語などを取り上げた。

 演奏は八戸市内で活動する音楽グループ「フリーサウンドオーケストラ」が担当。「なんごうカルタ」の製作中に撮影された写真や朗読に合わせ、それぞれの物語をイメージしたジャズ演奏を披露した。

 八戸市まちづくり文化推進室の大澤苑美さんは「南郷のお年寄りにお話を伺ってかるたを作るプロジェクトを手掛けてきた。かるたになるのは短い文章だけなので紹介しきれない大切な話を披露する場を作ろうと企画した」と話す。「お年寄りから伺った話は博物館などの展示として形に残るものではないが、小さな物語でもその人にとっては人生の大切な物語になっている。それをこうしてまとめられたことは価値のあることだったのではないかと思う」と振り返る。

 公演の元となった「なんごうカルタ」(1,700円)は南郷文化ホール(八戸市南郷市野沢)で販売している。

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