八戸せんべい汁研究所（八戸市北白山台）が「B-1グランプリin北九州」でゴールドグランプリに輝いたのを記念して、八戸プラザホテルアーバンホール（柏崎）で来年1月11日、「八戸せんべい汁の祭典」が開催される。

　同研究所は2003年11月、八戸せんべい汁をPRする活動を通じて地域活性化に寄与することを目的に設立。ご当地B級グルメのイベントB-1グランプリには第1回から出場し、上位入賞を続けていたが、今年、7回目の挑戦で悲願の初優勝となった。

　当日は、ウエルカムドリンクならぬ「ウエルカム1汁゛（じる）」で、同研究所が「B-1グランプリin北九州」でゴールドグランプリに輝いたときと同じレシピのせんべい汁を振る舞う。そのほか、おもてなしなども含め一定水準に達していると認定した「八戸せんべい汁マイスター」によるせんべい汁も出店する。

　八戸せんべい汁は、しょうゆベースで鶏肉のだしが一般的だが、同イベントでは味付けも、みそや塩、だしや具材にもサバや馬肉などを使うなど、多彩なせんべい汁が楽しめる。他に、同研究所のグッズ販売やステージイベント、プレゼント抽選会なども行う。

　主催する八戸観光復興委員会の担当者は「当日は10種類ほどのせんべい汁の競演となる予定。これだけの種類のせんべい汁を一度に楽しめる機会はまずないのでは」と話し、同研究所事務局長の木村聡さんは「市民の応援があったからここまで活動を続けることができた。私たちも業者ではなくボランティア団体なので、一市民として市民の皆さんと一緒にお祝いしたい」と来場を呼び掛ける。

　開催時間は18時30分～21時。参加料は2,500円（同研究所への応援金500円、飲食チケットを含む）。前売り制。八戸商工会議所、八戸駅総合観光プラザ、八戸ポータルミュージアム「はっち」インフォメーションで今月27日まで販売している。