八戸で自閉症啓発イベント 世界自閉症啓発デーに合わせ

イベントの様子

イベントの様子

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 八戸市の八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で4月6日~8日、自閉症をはじめとする発達障がいについて理解を深める「世界自閉症啓発デー2018」が開かれた。

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 イベントは自閉症の家族や当事者で組織する「八戸市自閉症児(者)親の会」と八戸市が主催。国連が定める4月2日の世界自閉症啓発デーに合わせ開催し、今年で8回目。地域社会における自閉症の理解が深まり、当事者やその家族が暮らしやすい社会となることを願って開催されている。

 会場では、絵画や工作の展示、自閉症の啓発DVDの上映などの他ほか、自閉症をテーマとした映画「ぼくはうみがみたくなりました」の上映や、相談コーナー、自閉症の模擬体験ができるコーナーなどを設置、親や家族だけでなく地域社会の理解の重要性を親しみやすい形で紹介した。

 「八戸市自閉症児(者)親の会」は1975(昭和50)年に設立、40年以上にわたり自閉症の当事者と家族をサポートするための活動を行っている。現在は年間を通して講座や就労支講演会、レクリエーションを展開しており、随時会員を募っている。

 同会事務局の木村ひとみさんは「自閉症は『自分を閉じる』と書くため暗いイメージがあるかもしれないが、そういうことはない。自閉症は身体の障がいとは違って見た目ではわからないこともあるので、まずは自閉症について正しく知ってもらいたく開催している。地域の方々に正しく理解していただき、自閉症の方々が困っているときは手を差し伸べたり声をかけてくれたりする人がたくさんいる地域になってくれれば、私たちの子どもたちも生きやすくなるのでは」と話す。

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