八戸「南郷サマージャズフェスティバル」出演者発表 国際色豊かな構成に

マシューズさんと中沢中ジャズバンド部

マシューズさんと中沢中ジャズバンド部

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 南郷ジャズフェスティバル実行委員会が5月2日、「第29回 南郷サマージャズフェスティバル 2018」の出演者と開催概要を発表した。

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 カッコーの森エコーランド野外ステージ(八戸市南郷)で7月28日に開かれる同フェス。北東北最大級のジャズフェスティバル、旧南郷村が地域振興を目的として1990年から開催。八戸市と旧南郷村が合併した2005年以降も継続し、例年7月後半に開かれる。

 「ジャズの館南郷」(同)で行われた記者発表では世界的作編曲家でピアニストのデビッドマシューズさんも同席し、今年の出演者などの詳細を発表した。今年はプロによるグループ5組と八戸市内のアマチュアグループ3組が出演。プログループはすべて初出演で海外からの出演者を多く招致し国際色豊かな内容とした。

 メインにはマシューズさんがリーダーを務めるニューヨークの大編成バンド「マンハッタンジャズオーケストラ」と、日本を代表するジャズピアニストで作編曲家の前田憲男さんがリーダーを務める「前田憲男トリオ」の2組が出演。日米ジャズ界の大御所アーティストが共演する。

 ルクセンブルクから若手ピアニストのジャン=フィリップ・コッホさんがリーダーを務めるトリオ「ドック・イン・アブソリュート」、米国からはビンセント・へリングさんとエリック・アレキサンダーさんがサクソフォンのバトルを繰り広げる「ビンセント・へリング&エリック・アレキサンダー ザ・バトル」、日本国内からはニューオリンズスタイルのピアニスト泉沢果那さんがリーダーを務める「泉沢果那ニューオーリンズピアノカルテット」が出演するなど、ヨーロッパ、アメリカ、ニューオリンズなどのさまざまなジャンルのジャズが楽しめる構成となっている。

 オープニング演奏では、市立西園小ビッグバンド、中沢中学校ジャズバンド部、スイングベリージャズオーケストラが出演する。

 記者発表後、マシューズさんによるワークショップの様子が公開され、参加した中沢中学校ジャズバンド部の生徒たちはマシューズさんと親睦を深めながら本番への思いを新たにした。マシューズさんは「中沢中学校の生徒たちはとても頑張って演奏し、私も楽しかった。マンハッタンジャズオーケストラのメンバーは、初めて南郷ジャズフェスティバルに出演することを楽しみにしている。是非来場して、良いジャズを楽しんでほしい。八戸で好きな場所はみろく横丁」と話す。

 同フェスティバル実行委員会会長の壬生八十博(やそひろ)さんは「マシューズさんのビッグバンドが来ることを楽しみにしている。今年で29回目を迎えるが、継続できたのはジャズファンの皆さんが盛り上げてくれたおかげ。野外で気軽に思い思いのスタイルで楽しめるのが南郷ジャズの魅力」と話す。

 13時オープニング(アマチュア)、14時開演、20時30分終演。入場料は、一般=前売り5,000円、当日6,000円、中高生=同2,000円、同=3,000円、小学生以下無料。5月23日から青森県内のプレイガイドで販売するほか、「ローソンチケット」「チケットぴあ」でも取り扱う。

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