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八戸で「騎馬打毬」の歩み展-トーナメント出場ロボット20体も展示

騎馬打毬ロボコンを展示しているギャラリー1

騎馬打毬ロボコンを展示しているギャラリー1

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 八戸のポータルミュージアムはっち(八戸市三日町)のギャラリー1とシアター2で現在、「はっち流騎馬打毬(だきゅう)プロジェクトの歩み展」が開かれている。

「馬と人間」の観覧席にわらを敷き詰めたシアター2

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 「はっち流騎馬打毬」は八戸の古式武芸の「加賀美流騎馬打毬」と八戸で盛んな「中学校ロボコン」と現代アートを組み合わせたもの。地域の文化の再発見と中心街のにぎわいを創出することが目的だ。

 同プロジェクトは2011年からスタート。アーティストユニットの「KOSUGE1-16」がプロジェクトの企画を担当した。

 ギャラリー1では、2月11日に同所で行われた「はっち流騎馬打毬トーナメント」に出場したロボットの部品や実際にトーナメントに参加したロボット20体を展示する。

 同トーナメントは、加賀美流騎馬打毬のルールを参考に騎馬に見立てたロボットが出場するもので、左駆動部、右駆動部、毬をシュートするアーム部の3カ所をチームの3人それぞれが手回し発電機で操作し、ピンポン球をゴールに入れる数で勝敗を競った。

 シアター2では、同トーナメントが行われたフィールドの展示とドキュメンタリー映画「馬と人間」の映像展示を行っている。同作品は映像作家の大澤未来さんが監督を務め、八戸とその近隣に息づく馬文化を追った作品。作品に臨場感を感じてもらおうと、鑑賞席はわらを敷き詰めた台座の上に座布団を置いている。

 同展を担当する、はっちのコーディネーター渡辺曜平さんは「伝統武芸とアート、ロボコンという全国的にも珍しい『はっち流騎馬打毬』プロジェクトを俯瞰(ふかん)できる展示。ロボットで実際に遊ぶこともできるので、会場にぜひ足を運んでいただければ」と来場を呼び掛ける

 開催時間は9時~21時。入場無料。2月24日まで。

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