2011(平成23)年2月11日に開館した八戸ポータルミュージアム「はっち」（八戸市三日町）の来館者数が3月19日、888万8888人に達した。

　記念すべき来館者となったのは、小学校の卒業式（八戸市立城下小学校）を終え、母親と一緒に来館した一二三（ひふみ）華月さん。1階のエントランスで達成記念セレモニーが行われ、くす玉割りの後、一二三さんに花束と来館証明書や記念品が贈られた。

　「はっち」はオープン以来、来館者数は年間80～90万人台で推移。オープンから10年を経て「8」が並ぶ節目の日を迎えた。セレモニーでは、はっちの北村政則館長と一二三さんがくす玉を割り、館長の挨拶の後、記念撮影が行われた。

　北村館長は「まさか私が館長のときに、こんな節目の日が来るとは思わなかった。市民の皆さん、関係者の皆さんのおかげ。一つの通過点だとは思うが、『8』にこだわる『はっち』として記念となる日を迎えられたことをうれしく思う。コロナ禍でなければ、もう少し早くこの数字に到達できたと思うが、そんな中でも、毎日こうして利用してくださる皆さんのおかげです」と節目の達成を喜ぶ。

　記念の入場者となった一二三さんは「まさか記念の入館者だと思ってなかったので、とてもうれしい。『おめでとうございます』と声を掛けられてびっくりした。普段、はっちにはさまざまなイベントやパフォーマンスを見に来るなど身近に感じている」と話す。