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八戸市の館鼻岸壁朝市公認レトルトカレー 朝市で入手できる食材で開発

「館鼻岸壁朝市カレー」

「館鼻岸壁朝市カレー」

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 館鼻岸壁朝市(八戸市新湊)公認のレトルトカレー「舘鼻岸壁朝市カレー」の発売を受け6月6日、朝市会場で完成報告会が行われた。

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 300店以上の出店がある「舘鼻岸壁朝市」。同朝市公認の商品は舘鼻岸壁朝市カレーが初めて。「はちのへ舘鼻岸壁朝市より元気を発信」をキーワードに新しい商品を開発・販売できないかという思いから出店者で構成する「湊日曜朝市会」が開発に取り組んできた。カレーに使う食材は八戸産のサバや青森県産のリンゴなどの全てが同市場で入手できるものを選んでいる。朝市の隠れた名物「コーヒー」も隠し味に使った。具の形を残さず煮込んであることからそのまま食べてもよいが、同市場で購入した食材(海鮮・野菜・唐揚げなど)を加えて食すると「さらにおいしくなる」と朝市会は薦める。

 完成報告会は密防止のため予告せず、感染防止に配慮しながらサプライズ的に開催。会場となった「元祖しおてば本舗 大安食堂」では、報告会が始まる前から名物の「しおてば」を求める長蛇の列が見られ、試食品が振る舞われると、「何事か」と驚く様子を見せながらも「おいしい・うま味が濃い」と口々に話す姿も見られた。中には、朝市で働く女性と子どもをイラストにした見慣れないパッケージに足を止め、スマホを向ける人も。

 朝市会理事で大安食堂の荒澤忠明さんは「自社の看板商品『しおてば』はあえて封印。あくまで舘鼻岸壁朝市のカレーであることにこだわった。開発は、カレー粉のブレンドから始めた。湊日曜朝市会として第2・第3の朝市公認商品も視野に入れ開発を進めていきたい」と話す。「こういう時期なので、このカレーを通してみんなが元気になってくれればという思いが一番。もしよければ朝市の会場にも足を運んでもらい、カレーに入れる食材を選んでほしい」とも。

 朝市会理事長で「加山珈琲」の慶長春樹さんは「舘鼻の朝市はコロナ禍の下でも感染対策を取って開催している。新作の舘鼻朝市カレーも舘鼻で買った商品と合わせて、ぜひ自宅で食べてもらえれば」と話す。

 朝市での価格は500円(200グラム)。大安食堂、ユートリー(一番町)などで販売する。

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