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八戸「はっち」で青森県の絶景写真展「燦たる青森」 弘前市在住の対馬さんが個展

写真展「燦たる青森」

写真展「燦たる青森」

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 青森県内の絶景を集めた写真展「燦(さん)たる青森」が9月10日~12日、八戸ポータルミュージアム「はっち」(八戸市三日町)で開かれる。

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 写真展を開くのは、弘前市在住の風景写真家対馬慎太郎さん(26)。対馬さんは旧岩木町出身。弘前市内で観光関係の仕事を経験した後、県外のIT企業に勤めていた。2016(平成28)年からカメラを持ち始め、たびたび帰省し県内の絶景を撮り続けた。これまでの活動について、「最初にカメラを始めた時に、一眼レフカメラで撮る写真の美しさを知った。そこから少しずつ青森県の魅力に気付いていった」と振り返る。今年4月に弘前市岩木地区地域おこし協力隊としての活動を始め、写真とITの経験を生かして地元岩木地区の活性化に取り組んでいる。

 写真展では、5年間かけて撮影した県南、下北、津軽の風景写真20点を展示。「燦(さん)たる青森」というタイトルには「青森県の自然が織りなす色鮮やかな美しさを発信したい」との思いを込めた。対馬さんは「県外で働いていた頃から、地元のことが忘れられずにたびたび帰省して風景を撮っていた。見せたい写真を20点選んだ。青森県の美しさを感じてほしい」と来場を呼び掛ける。

 会場には岩木山山頂から見た津軽平野の夜景や、リンゴ畑など、津軽地方の代表的な写真のほか、県南各地の写真も展示する。階上岳から撮影した八戸花火大会の写真は、八戸市上空に広がる雲海の上に大玉の花火が開く様子を捉えた。今年6月に撮影した種差海岸中須賀の朝焼けの写真は、深夜0時に弘前市を出発し、3時に種差に到着。朝4時ごろの日の出前、オレンジや紫に染まる鮮やかな空と海が広がる様子を収めることに成功したという。この他、十和田湖や奥入瀬渓流の写真も展示予定。

 自らを「青森の絶景カメラマン」と称す対馬さん。今後は岩木地区を動画で発信する企画にも挑戦するという

 開場時間は9時~21時(10日は10時開場、12日は20時閉場)。入場無料。会期中は対馬さんも会場に滞在する予定。

(9月1日:追記)新型コロナウイルス感染拡大を受け種主催者判断で写真展の開催は延期となります。開催時期は現在検討中です。

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