八戸で地球深部探査船「ちきゅう」一般公開 八戸港には過去5回入港

地球深部探査船「ちきゅう」の一般公開が行われる

地球深部探査船「ちきゅう」の一般公開が行われる

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 八戸港八太郎埠頭(ふとう)E岸壁(八戸市河原木)で9月17日・18日、地球深部探査船「ちきゅう」の一般公開が行われる。

「ちきゅう」の模型

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 「ちきゅう」は国立研究開発法人「海洋研究開発機構(JAMSTEC)」(横須賀市)の地球深部探査船。全長=210メートル、幅=38メートル、船底からの高さ=130メートル、総トン数=5万6752トン、定員=200人。掘削能力は海底下=7000メートル、水深2500メートル。国際深海科学掘削計画の主力船として、巨大地震の謎や生命の謎を探るほか、古い地層に記録されている地球の歴史を探るなどの調査をしている。

 同船は2005年7月に完工、同年の10月に八戸港に初入港。2007年には八戸水産科学館「マリエント」(鮫町)に同船の情報を展示する「『ちきゅう』情報館」がオープン。これまでに八戸港に5回入港するなど八戸とはゆかりが深い。

 今回の一般公開は八戸市市制88周年と「『ちきゅう』情報館」の10周年を記念したもの。

 同事業を担当する八戸市教育委員会の渡邊祐介さんは「2005年に『ちきゅう』が完成した際、試験航海時に手を挙げたのが八戸市。その時は八戸沖で試験掘削をしてもらった。一般公開には現在までに、市内はもちろん県外からも応募がある。北海道や遠くは下関からの応募もある。見学の人数はまだ余裕がある。滅多にない機会でもあるので、どんどん応募、申し込みをしてほしい」と話す。

 同一般公開への参加は事前に申し込みが必要。申込みは八戸市ホームページや往復はがきで。締め切りは8月28日17時。入場無料。問合せは八戸市教育委員会社会教育課(TEL 0178-43-9154)まで。

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