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八戸で「マイ・ブロークン・マリコ」の上映会 ワークショップ参加者が企画

映画「マイ・ブロークン・マリコ」のワンシーン(©2022映画「マイ・ブロークン・マリコ」製作委員会)

映画「マイ・ブロークン・マリコ」のワンシーン(©2022映画「マイ・ブロークン・マリコ」製作委員会)

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 映画「マイ・ブロークン・マリコ」の上映会が12月14日、SGグループホールはちのへ(八戸市公会堂文化ホール、八戸市内丸1)で開かれる。

8月に開いたワークショップの様子(写真提供=白マドの灯)

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 市民が開く映画上映会の支援活動に取り組む「白マドの灯」が開いた「上映会を作ろうワークショップ」の参加者8人が企画。同作品にエキストラとして参加した人や、ワークショップ参加者、種差観光協会の柳沢卓美会長が登壇するトークショーも行う。

 親友のイカガワマリコ(奈緒さん)が転落死したという知らせを受けた会社員のシイノトモヨ(永野芽郁さん)が、マリコの両親から遺骨を奪い、偶然出会ったマキオ(窪田正孝さん)を巻き込んで旅を始める物語。八戸駅、種差海岸、八戸市庁などで撮影された。

 八戸では「市民の映画館」として親しまれたフォーラム八戸(十三日町)が昨年1月に閉館した後、公共施設や飲食店を会場に、市民が企画する上映会や映画に関するトークイベントが開かれるようになった。同団体は機材の貸し出しや運営費用の補助などを通し、上映会を企画する市民や団体を支援している。

 8月に開いたワークショップでは、岩手県で映画上映会を開く活動に取り組む「みやこシネマリーン」(岩手県宮古市)の櫛桁一則支配人が、上映会の開き方のノウハウを伝授。今回の上映会はワークショップの「実践編」の位置付けで、10代~60代のワークショップ参加者が、上映作品の選定、報道機関への取材依頼、会場の運営などを担当する。チラシの配布や取材対応を担当する高校1年の熊谷燦(さや)さんは「上映会を行うにはさまざまな手続きをしたり機材をそろえたりする必要があることを知った。八戸の映画館の歴史や、映画館の種類も学ぶことができた」と振り返る。

 白マドの灯の上平美紀さんは「映画を見るだけではなく、街や社会のことを考えるきっかけになれば。参加した皆さんが八戸での体験をそれぞれの地域に持ち帰ることが三八地方や中心街の盛り上がりにつながれば」と話す。

 14時上映。入場料は1,500円(高校生以下無料)。申し込みは同団体ウェブサイトのメールフォームで受け付ける。

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