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八戸駅で「東北エモーションカフェ」 車内でスイーツに舌鼓

八戸線のホームであいさつする八戸駅の吉田正樹駅長

八戸線のホームであいさつする八戸駅の吉田正樹駅長

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 八戸駅に停車したレストラン列車「TOHOKU EMOTION(東北エモーション)」の車内でスイーツが楽しめるイベント「TOHOKU EMOTION CAFE(東北エモーションカフェ)」が8月2日・3日、初めて開かれた。

車内で提供したアソートプレート

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 「地元の人にぜひ体験してもらいたいと思い企画した」と同駅の吉田正樹駅長。2013(平成25)年10月の運行開始から間もなく10周年を迎えるTOHOKU EMOTIONを多くの人に体験してもらおうと、八戸三社大祭の開催期間に合わせて企画。両日、車内では復路のメニューから、チーズケーキ・ムースフレーズ・抹茶のアイスクリームなどをのせた「アソートプレート」、ソフトドリンクなどを1,000円で提供した。

 初日の2日、開始前のセレモニーで吉田駅長は「今日は車窓からの眺めは目をつむって、八戸線から見える海をイメージして楽しんでもらえれば」とあいさつし、笑いを誘った。予約制のTOHOKU EMOTIONを予約なしで体験できるとあって、8時ごろから多くの市民・観光客・鉄道ファンが列を作り、10時30分には予定数に達し完売。八戸市内から訪れた70代の女性は「9時から並び、初めて乗車した。抹茶のアイスがおいしくて最高だった。今度は久慈までランチで利用してみたい」と笑顔を見せた。

 八戸駅と久慈駅を結ぶ八戸線で運行するTOHOKU EMOTION。東北地方の伝統工芸などを施した車内から三陸海岸の景色を眺め、フレンチ・イタリアンなどの食事が楽しめる。JR東日本盛岡支社などでは「10周年イヤー」を盛り上げようと、4月に「10周年ヘッドマーク」を付けた車両の運行を開始。今後は10月の「節目」に向けてイベントを予定する。

 JR東日本盛岡支社八戸運輸区の奥村望美さんは「今回のカフェ体験をきっかけに、ぜひまた乗りたいと思ってもらえれば」と話す。

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